マタニティ整体コース
妊娠期のからだに配慮し、横向き・仰向け中心/腹部への強い圧迫なしで、全身のバランスをやさしく整えるケアです。
マタニティ整体とは?
妊娠中は、同じ姿勢でいる時間が増えたり、寝返りや起き上がりがひと苦労になったりと、これまで当たり前にできていた動きが急に難しく感じられます。お腹の赤ちゃんを守るために、からだは普段とは違うバランスで毎日を過ごしています。当院のマタニティ整体は、その変化を“無理なく受け止める”ためのやさしいケアです。施術は横向き・仰向けを中心に行い、お腹を強く圧迫することはありません。クッションで体勢を整えながら、その日の体調(眠気、むくみ、胃の張り、眠りの質など)に合わせて手当てを進めます。
私たちが大切にしているのは、痛い場所だけを追いかけるのではなく、からだ全体のつながりを整えること。肩や腰の張り、呼吸の浅さ、歩き出しの重さは、からだががんばってバランスを取っているサインでもあります。強い刺激に頼らず、こわばりをふわっと緩め、呼吸が通りやすく、動き出しが軽く感じられる状態を目指します。
当院はこれまでに延べ1万人以上の産前産後の方をサポートしてきました。「妊娠中は断られることが多くて不安」という方にも、安心して通っていただけるよう配慮と説明を欠かしません。小さな違和感のうちから整えておくことは、マタニティ期の毎日を楽にし、出産や産後の回復にも良い準備になります。
原因・メカニズム
妊娠中の不調は、「お腹が大きいから」だけで起こるものではありません。赤ちゃんを迎える準備として、からだは関節まわりをやわらかく保とうとします。そのため一時的に骨盤まわりの支えが弱くなり、立ち上がりや歩き始め、寝返りなどの動作で腰や股関節、恥骨の周辺に負担が集まりやすくなります。お腹の成長とともに重心は前へ移動し、反り腰や背中の丸まりなどの姿勢のクセが強まり、背中や首肩のこわばり、呼吸の浅さにつながることもあります。
さらに、運動量が減ったり、眠りが浅くなったり、生活のリズムが乱れやすい時期でもあり、むくみやだるさ、疲れやすさとして表に出やすくなります。これらはどれか一つが原因というより、小さな負担が少しずつ重なって“ある日つらさになる”イメージに近いかもしれません。からだは赤ちゃんを守るために、普段とは違うバランスで毎日を乗り切っています。
だからこそ、痛む場所だけを見るのではなく、全体の動きや呼吸の通り、力の入り方・抜け方をやさしく整えることが大切です。ほんの少しでもからだが動きやすくなると、寝返りや起き上がり、歩き出しが軽くなり、気持ちにも余裕が生まれます。「自分のせい」ではありません。自然な変化を受け止めながら、無理のない方法で支えていくことが、悪循環をほどく第一歩になります。
対策(当院でできること)
最初に、週数や体調、困っている動作(寝返り・起き上がり・歩き始めなど)を丁寧にうかがいます。次に、立つ・座る・横になるなどの基本姿勢と、呼吸の入り方をやさしく確認します。施術は横向き・仰向けが中心で、お腹を強く圧迫しない体勢をクッションで調整します。やさしい手当てでこわばりをふわっと緩め、骨盤まわりと股関節、背中や胸の広がりを整えて、からだ全体が連動しやすい状態へ導きます。強さよりも「届き方」を大切にし、その日の体調に合わせて範囲や時間配分を無理なく調整します。
施術後は、ご自宅で続けやすい小さなコツもお渡しします。たとえば、楽に寝返りをする手順、起き上がりやすい向き方、座り方や立ち上がり方の工夫、短時間でできる呼吸の練習など。難しい運動ではありませんが、毎日の中に少しずつ取り入れることで、良い状態の維持に役立ちます。通う頻度は生活リズムや体調に合わせて一緒に決めましょう。
初診の目安は妊娠8〜35週です。つらさを我慢する前に、今できるやさしいケアから。安心して過ごせる時間を少しずつ増やしていけるよう、私たちが寄り添います。(ご利用上の注意はページ下部をご確認ください)
当院の配慮(妊娠期でも安心して受けられるために)
- 安全第一の体位設計—横向き・仰向け中心/腹部への強い圧迫は行いません。
- その日の体調を最優先—疲労感や眠気、胃もたれ、むくみなど当日の状態に応じて強度・範囲を調整。
- 呼吸の通り道を整える視点—胸郭・横隔膜の動きを引き出し、無理なくリラックスへ。
- 最小限の刺激で深部へ—不要な力を加えず、負担を抑えたアプローチ。
- セルフケアの伴走—姿勢や寝返りのコツ、楽な体位づくりを具体的にご提案。
- 医療連携の姿勢—当院のケアが適さない場合は速やかに医療受診をおすすめします。
こんなお悩みに配慮します
- 腰・骨盤まわり、恥骨・坐骨周辺の張り感や違和感
- 背中〜肩首のこわばり、呼吸の浅さ
- むくみやだるさで休んでもスッキリしづらい
- 寝返り・起き上がり・歩行の動作が重い
- 検査で異常はないが、日中の過ごしにくさがある
- やさしい刺激で整えたい、経験のある院で相談したい
産後の骨盤まわりのお悩みには、産後骨盤ケアもご用意しています。
所要時間・料金(要点)
- 初回 マタニティ整体 80分:¥11,000
※初回カウンセリング、コンディション確認を含めた目安です。
※体調により時間配分・施術範囲を調整します。
初回の流れ(要点)
- カウンセリング(妊娠週数・体調の共有)
- チェック(姿勢・呼吸・可動性)
- 施術(横向き・仰向け中心/腹部へ圧をかけないやさしい手技)
- アフター確認/体位づくり・セルフケア提案
当院では、妊娠期の負担に配慮しながら、毎日を過ごしやすくするためのコンディションづくりをお手伝いします。
「力みが抜けにくい」「寝返りや起き上がりがつらい」など、お気軽にご相談ください。
迷ったらご相談だけでも。 当日の体調に合わせて無理なく進めます。
※当院の施術は医療行為ではありません。
※妊娠中の方は、主治医へ事前にご相談のうえ、体調に無理のない範囲でご利用ください。
※初診は妊娠8〜35週で母子手帳をお持ちの方が対象となります。
※うつ伏せは基本的に行いません。腹部への強い圧迫は一切行いません。
※発熱・出血・強い腹痛・張り感の増悪などの際は、施術をお受けできません。医療機関の受診をご検討ください。
※検査で異常が見当たらない日常の不調に対する、からだのケアとしてご利用ください。